FORMAL SCENE
着用する時刻など、着装ルールが多いフォーマルウェア。
けれど、基本的なルールさえマスターしていれば、心配はありません。
チェックが必要なのは「ドレスコード」です。
ドレスコードとは
当日の服装の格式を指定するもの。
ドレスコードに合わせたフォーマルウェアの着用は、祝い事では華やかさや
主催者への誠意を表現し、パーティーの雰囲気を盛り上げます。
弔事においては慎みや哀悼の念を服装に表します。
マナーとはどんなオケージョンに対してもその場の雰囲気を壊さず好印象を保つこと。
そんな大人の嗜みを心掛けたいものです。
語源はその名の通り[goodmorning ~グッドモーニング~]。
“昼間の正礼装”です。
1800年代初頭、ヨーロッパではスーツの起源とされる
「フロックコート」という丈の長いコートにベスト、グレーのスラックスを
合わせた物が外出着として用いられていました。
フロックコートを着たまま馬に跨ろうとした時、
前の長い裾が邪魔になる事から、
前裾を大きく斜めにカットして着られる様になりました。
イギリスでは今でも「カッタウェイコート」と呼ばれることもあります。
■昼間の格式の高い結婚式及び披露宴での、新郎をはじめ主賓や新郎新婦のお父様。
■入学式や卒業式などでの教職員。
■葬儀及び告別式での喪主や近親者、また大きな規模の告別式の参列者。通夜及び3回忌以降の法事には着用しない。
燕尾服の裾を切り落とし、ジャケットレングスにしたもの。
燕尾服より堅苦しくなく気軽に着られる事からリゾート地でのディナーウェアとして
英国で流行しました。
語源のひとつとしてアメリカ・ニューヨーク州の「tuxedopark~タキシードパーク~」で
第一回目の上流階級社交会「タキシードクラブ」が開催されたことに因んでいます。
“夜の準礼装”として用いられます。
■午後からの結婚式及び披露宴での、新郎をはじめ新郎新婦のお父様や主賓。
■夕方から夜にかかる各種式典やパーティーに出席の方。
■“ブラックタイ”と服装指定のパーティ。
誕生は第2次世界大戦前。
ディレクター(重役)の執務服として欧米で流行しました。
その名の通り“重役クラス”の格調高いフォーマルスタイル
“昼間の準礼装”として用いられます。
■昼間の結婚式及び披露宴での、新郎をはじめ新郎新婦のお父様や主賓、上司の方など。
■各種式典やパーティーに出席の方。
■昼間の慶事で、ブラックスーツよりワンランク上の装いとして着用する場合。